自ら動き、現実を変える。時代に翻弄された就職氷河期世代が挑む、自由な未来への旅路。
閉塞感、相互監視、女尊男卑、格差、搾取──これが今の日本社会だ。未来永劫、就職氷河期世代が冷遇され続けるのも、もはや確定路線。社会の捨て駒として扱われ、年金受給の頃には「お前ら世話しきれないから、さっさと死んで☆」なんて冷たく言われる未来が透けて見える。最後の最後まで「自・己・責・任」の一言で切り捨てられるのがオチだろう。希望を抱くのは自由だが、私は現実的に絶望の方が筋が通ってると思っている。
そして、日本人のドリームクラッシャーっぷりには感心するしかない。「年齢がねぇ」「そんな夢は無理だよ」と、まるで夢を壊すために生まれてきたような輩が多すぎる。奴隷根性が染みついているのか、現状維持が美徳とされ、そこから抜け出そうとする者は全力で叩かれる。けれど、文句ばかり言って自分では動かないなんて、愚かという他に言葉が見つからない。
私はそんな声に耳を貸すつもりはない。私は自分の幸福を追求する。迷走した時期は確かにあったが、それでもWEB制作のスキルを積み上げてきた。海外でもこのスキルが通用すると聞いたからには、移住を目指す以外の選択肢はない。
海外移住は単なる逃避ではない。生存戦略だ。今は英語を学びながら、移住のための情報収集と資金の蓄えに励んでいる。場所にとらわれない生き方への挑戦は、まさに今、始まったばかり。日本社会という馬鹿馬鹿しい罰ゲームから降りるための切符を得るために、こつこつと準備している。
不満を抱えたまま何もしないよりは、少しは面白い展開になりそうだ。国や場所に縛られない生き方を実現する挑戦は、まだ始まったばかりだが、この檻から抜け出す道筋は、確実に見えてきている。